オススメ映画【生き様編】②ミッドナイトラン
●ミッドナイトラン
以下Yahoo!レビューより
元警官のバウンティ・ハンターと、彼に捕らえられた横領犯のニューヨークからロスまでの壮絶な大陸横断アクション・コメディ道中記。横領犯を狙うギャングとFBIの追撃によるバイオレンス・シーンとC・グローディンの奇妙なキャラクターが引き起こす笑い、それにデ・ニーロの軽いフットワークの演技が心地よいアンサンブルになっており、ノンストップ・アクション全盛の当時にあっておおらかな正統娯楽活劇の造りが楽しい。
●監督
エディ・マーフィーの出世作の一つビバリーヒルズコップが有名ですかね。
後私が大好きな映画の一つ、セント・オブ・ウーマン【夢の香り】の監督さんでもあります。
最近だと、と言っても10年以上前ですが…プラッドピット主演のジョーブラックをよろしくの監督です。
●役者
※説明不要ですかね。
チャールズ・グローディン
●主観
これはですね鑑賞後感が人生で見た映画の中でもベスト5に入るんじゃなかろうかというスッキリした終わり方をしてくれます。
ロバート・デ・ニーロと言えば本当に様々な映画に出演しており、説明するのもおこがましいかなと気が引けるのですが…
当時はタクシー・ドライバーの奇人役をはじめ、ゴッドファーザー2でのアル・カポネ役やら、アンタッチャブルでのアル・カポネ役、どちらもマフィアですね。
レイジングブルでのベテランボクサー役など
どちらかというと重めの役が多かったと思いますが…
本作では軽快にコミカルな役をこなしています。
バウンティハンター、所謂賞金稼ぎという職業が成り立っていた時代で、現代とは全く違う時代背景である事を念頭においておいた方が入りやすいです。
シカゴ警官崩れの賞金稼ぎ役がロバート・デ・ニーロ
マフィアの金を横領し、慈善団体に寄付するという変わり者の会計士、賞金首役がチャールズ・グローディン
賞金稼ぎと賞金首のロードムービーですが
追っ手として…FBI、他の賞金稼ぎ、警察、マフィアなどとにかく入れ替わり立ち替わり追ってが現れるのですが…ロバート・デ・ニーロ演じるジャックウォルシュは元警官という事もあり…中々要領良く追っ手をかわしながら目的地に向かうのですが…
ジリジリと追い詰められ…という感じです。
この映画の良さを文章にするのは非常に難しいです。まず見てくださいとしか言えない部分もありますが…
やっぱりロバート・デ・ニーロの演技ですかねー、時代もありますが…とにかくずっと煙草吸ってます。
歩く時、店の中、車、飛行機、ずっと吸ってますね…今じゃ絶対考えられない…で、いかにも賞金稼ぎという身のこなしが素晴らしいんです。賞金稼ぎを直接見た事ないので…分かるんか?と言われればそれまでなのですが…
賞金首を警察に突き出すところとか…
あぁ賞金稼ぎってこんな感じなんやろなー?と違和感なく感じさせてくれます。
また、何と言っても追われる内に、賞金稼ぎと賞金首という関係ながら、少しずつ信頼関係が出来てくる2人の様子とエンディングの締め方が最高ですね。
2人とも信念を貫いているという部分では
利害関係を超えて信念を貫く事の美しさを感じさせてくれます。
損得の部分で考えれば捨てた方が良い信念だったりするのですが…
きっちり芯の通った2人を見る事が出来ます。
本当に軽快で面白く、軽い感覚で見ても充分に楽しめますが…見る度に発見のある映画で…軽快ですが薄っぺらくはありません。
是非一度ご覧ください!