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オススメ映画【生き様編】①カリートの道

カリートの道

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まず最初に…バッドエンドです。

以下Yahoo!レビューから

 かつて街を牛耳り麻薬の帝王として君臨したカリートが刑務所から帰って来て見たものは、以前には闇の世界にもあった仁義やルールが時の流れと共に姿を消し、今や殺伐とした雰囲気に変貌していた街の姿だった。今度帰ってきたら待っていてくれた恋人との純粋な愛に生きようと思っていた彼は、そんな街からは出ていくことを心に決めていたが、彼にはどうしても返さなければいけない1つの“借り”があった……。

●監督

監督はですねー

ブライアン・デ・パルマです。

マフィア系だとアンタッチャブルが有名かな…アンタッチャブルも面白いです。

ミッションインポッシブルの一作目も撮ってます。

●主観

映画の流れとしては冒頭から最期を思わせるシーンがあり…そこから主人公が過去を振り返る訳ですが…

主演のアル・パチーノが最高に脂が乗っている時期で、本当にかっこいいんですよ。男が惚れる男という感じです。

刑務所戻りの大物という設定ですが…出所後のドライな街の様子に失望しながらも、

仁義も何もなく…まさに金と出世が全てという感じで殺伐としています。

そんな中…脚を洗って、惚れた女と遠くの街でレンタカー屋でもやって暮らすんだー!

アル・パチーノ演じるカリートはメチャクチャ頑張るんです。もう本当にやれる事は全部やるみたいな感じで頑張るんですが…

簡単には脚を洗えない、過去の人間関係がそれを許さないんですね。

そして最終的には本人の義理堅さと、脚を洗う、殺しはウンザリという判断が仇となり、最期を迎えます。

 

私はこの手の例え悪い結果が待っていたとしても自分のルール、生き方を貫くという映画に弱いんですよね。

 

バッドエンドではありますが…最期まで自分の生き方を貫くカリートの生き様とアル・パチーノの演技にボロ泣きしてしまいます。

 

自分には出来ない生き方ですが、憧れますね。

マフィアじゃん、悪者じゃんとかは映画なので…置いておきましょう。

 

●映像

好きです。

主人公目線のカメラが時々入るのですが…その時視界に入っている人の動きが素晴らしいんです。

何を言いたいかといいますと…マフィアが経営する夜の店のシーンとかで、店全体をカリートが見渡す場面がちょこちょこあるんですが…まぁ百人以上画面に映ってるのに…全員違和感がないんですよ。エキストラとは思えないというか…カリートと目が合ったウェイターの反応とかも良く考えられてるし…

この辺はミッション・インポッシブルの潜入シーンでも堪能できる、デパルマ監督の匠だと思います。

最後の15分の緊迫感も最高です。

 

●役者

アルパチーノ最高、渋い、イケイケ過ぎず抑えた演技も楽しめます。

ショーン・ペンが胸糞悪くなる悪徳弁護士役を怪演してます。一瞬ショーンペンとは分からなかったです。

クソ弁護士役のショーン・ペン

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ヒロインも上手い。

大根役者は出て来ません。それぞれに味があります。

 

●まとめ

バッドエンド

生き様かっこ良い

アルパチーノ渋い

ショーンペン上手い

マフィアも大変

ヒットはそこまでしてないけど本当に良い映画

 

という感じでしょうか…

 

是非一度ご覧ください。

 

次回は

ミッドナイトラン

を紹介します。